Scottsdale出身のポップロック・バンド、The Summer Setが放つアルバム『Meet Me At The Record Store』が、やばいくらい最高な仕上がりだ。
前作『Blossom』を経て届いた今作は、タイトルの通り「レコードショップで音楽と出会ったあの頃の胸の高鳴り」を現代のポップセンスで爆発させている。
今作の凄さは、デジタル時代のタイトなサウンドメイキングの中に、80s〜00sのパワーポップやポップパンクが持っていた青臭いエモさを完璧に落とし込んでいる点にある。疾走感あふれるオープナーから、現代のデジタル疲労を皮肉りつつダンサブルに聴かせるトラック、エモーショナルなバラードまで、捨て曲が一切存在しない。フェスの大型ステージやライブハウスのフロアで、観客全員が肩を組んで大合唱する光景が目に浮かぶようなアンセムの連続だ。
ストリーミングで1曲ずつ消費される時代だからこそ、あえてアルバム全体を一本の映画のように通して聴きたくなる、時代へのカウンターパンチのような快作だと思う。

今日の一枚
The Summer Set / Meet Me At The Record Store
収録曲
1.For The First Time
2.I Don’t Wanna Party
3.ADIDAS
4.Miserable (Ft. Jax (USA))
5.Algorithm & Blues (Over & Over)
6.What I’m Made Of
7.All Of Us
8.Hit And Run
9.Gloria
10.34
11.Flowers
12.Dizzy
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