【DIY精神の結晶】インディ回帰で研ぎ澄まされた極上シンセポップ!Fickle Friendsが葛藤の末に掴んだ快作『Are We Gonna Be Alright?』

メジャーからの鮮烈なデビュー作『You Are Someone Else』を経て、インディペンデントレーベルへと舞い戻った英ブライトンの4人組、Fickle Friends。パンデミックの渦中を乗り越え、DIYな創作環境で純度を高めてドロップされた通算2作目のフルアルバム『Are We Gonna Be Alright?』は、彼らのポップセンスがよりタフに、よりリアルに研ぎ澄まされた素晴らしい一枚だと思う。

メジャーの看板を外したことで肩の荷が下りたのか、80sライクな煌びやかシンセとファンキーなギターリフはそのままに、音の輪郭が格段にタイトで生々しい。フロントウーマンのNatti Shinerが綴るリリックは「Are We Gonna Be Alright?(私たちは大丈夫なのかな?)」というタイトル通り、不安や孤立、メンタルヘルスの揺らぎを痛いくらい率直に吐露している。だが、それを湿っぽく終わらせず、フロアを揺らす極上のダンスビートと快活なメロディへと昇華するエネルギーがとにかくやばい。

ライブハウスやフェスの現場でのフロア映えも抜群だ。先行シングル群が放つキャッチーなフックは、鳴った瞬間にクラウドの重たい気分を一気に吹き飛ばし、腕を突き上げて踊らせる強烈なドライブ感を持っている。痛みを抱えたまま一緒に踊り明かせる、現代のインディポップとしてこれ以上なく誠実で胸を打つ傑作だ。

今日の一枚
Fickle Friends / Are We Gonna Be Alright?

収録曲
1 Love You To Death
2 Not Okay
3 Write Me A Song
4 Alone
5 Glow
6 Pretty Great
7 Load On Your Mind
8 Yeah Yeah Yeah
9 IRL
10 Listen
11 Won’t Hurt Myself
12 Are We Gonna Be Alright?

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