【響き渡る祝祭】結成25年を経てなお鳴り響くギターロックの結晶!ASIAN KUNG-FU GENERATIONが放つ大傑作『プラネットフォークス』

前作『ホームタウン』から約3年半、結成25周年イヤーという節目を経てドロップされた通算10枚目のオリジナルアルバム『プラネットフォークス』。全14曲・60分を超えるボリュームながら、1曲たりとも無駄がなく、4人が鳴らす音の芯がとにかく太い。四半世紀をサバイブしてきたロックバンドの逞しさと円熟味が、驚くほどストレートに結晶化した大名盤だと思う。

何よりやばいのは、歪んだギターリフと哀愁を帯びたグッドメロディという初期衝動のパワーポップ精神を宿したまま、サウンドのレンジが圧倒的に広がっている点だ。混沌とした時代背景やパンデミックの分断を真正面から受け止めつつも、決して内省に閉じこもらない。「異なる星(惑星)に生きる人々(フォークス)が繋がり合える場所」を提示するような、温かくも力強い祝祭感と祈りが全編を貫いている。

フェスやアリーナといった巨大な現場でのフロア映えも圧倒的だ。先行シングル群が放つスタジアム級のアンセム感はもちろん、クランチの効いたギターが絡み合う瞬間の高揚感は、往年のアジカン直撃世代から現行のロックファンまで一発でシンガロングへと巻き込んでしまう。25年の歴史を誇らしく背負いながら、今なお現在進行形で更新され続けるギターロックの最高到達点だ。

今日の一枚
ASIAN KUNG-FU GENERATION / プラネットフォークス
2022年リリース。

収録曲
1 You To You (feat.ROTH BART BARON)
2 解放区
3 Dororo
4 エンパシー
5 ダイアローグ
6 De Arriba
7 フラワーズ
8 星の夜、ひかりの街 (feat.Rachel&OMSB)
9 触れたい 確かめたい (feat.塩塚モエカ)
10 雨音
11 Gimme Hope
12 C’mon
13 再見
14 Be Alright

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