カナダが生んだ孤高のラップ・ロック・マスター、Manafestが通算14作目となるスタジオアルバム『Silent Beast』をドロップした。これ、マジでここ数年の彼のキャリアの中でも圧倒的にブチ切れた仕上がりになっていてやばいくらいに熱い。スケーターカルチャーのバックグラウンドを持つ彼らしい、ストリートの初期衝動と重厚なモダン・ヘヴィネスが見事に融合した大傑作だと思う。
アルバムの核心にあるのは、牙を隠し持った野獣のような強靭なインディペンデント精神だ。メジャーを離れて久しい彼だが、今回のサウンドのタフさはDIYアーティストとしてのプライドが全開になっている。エレクトロニカの要素を大胆にフィーチャーしつつも、骨太なギターリフと超高速のラップが容赦なく鼓膜を攻め立ててくる。Linkin ParkやP.O.D.が築いたあの黄金期のヘヴィ・ロックのDNAを、2025年の最新ストリート仕様にアップデートしたかのような攻撃力だ。
現場感も完全に仕上がっている。ライブハウスやフェスのフロアで、イントロが流れた瞬間に巨大なモッシュピットが発生するのが容易に想像できる仕掛けが満載だ。シンガロング必至のキャッチーなメロディラインと、ヘヴィなモッシュパートの緩急が絶妙で、聴いているだけでアドレナリンが止まらなくなる。今すぐ爆音のスピーカー前か、カーステレオのボリュームを最大にして突っ込みたくなる1枚だ。

今日の一枚
Manafest / Silent Beast
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