インディー・ポップの煌めきと甘酸っぱさが詰まった傑作——The Radio Field『Air And Sunlight』

前作『Don’ts and Dos』の爽快なギターサウンドでインディー・ポップファンの心を掴んだドイツ・デュッセルドルフのThe Radio Field。待望のアルバム『Air And Sunlight』は、その期待を軽々と越えてくる超傑作に仕上がっている。タイトル通り、光と風がフロアを駆け抜けるような透明感と、少し影を帯びたメロディのコントラストが本当にやばい。
今作の凄さは、単なるキラキラしたジャングル・ポップにとどまらず、楽曲ごとの引き出しが格段に増えている点。王道の爽快ナンバーからオルタナ・カントリー/アメリカーナ調の「Ride With Me」、さらには管楽器を取り入れたポップチューンや重厚なリフで聴かせるダークな「Same」まで、アルバム全体がドラマチックな旅のように展開していく。
無駄な装飾を削ぎ落としたバンドサウンドのグルーヴとグッドメロディは、小箱のライブハウスでビール片手に揺れるのにも、フェスの心地よい昼下がりのステージにもドンピシャ。甘酸っぱい青さと成熟したソングライティングが同居した、何度聴いても新たな発見があるエヴァーグリーンな名盤だと思う。

今日の一枚
The Radio Field / Air And Sunlight

収録曲

  1. It’s Alright
  2. Apogee
  3. Sellout
  4. A Mess
  5. Hey You
  6. Of Dragons and Souls
  7. What It Takes
  8. Ride With Me
  9. Sun Dial
  10. Same 

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