しばらく使っているM-audioのPCDJソフトtorqですが、時々不安定になることがあり、曲が飛んだり、急にスローテンポになったりしてしまうことがありました。
まだまだ通常のClubイベントに使用するには心配ですが、そのような不安定になったときの対応策を探したり、自分で見つけたりしたのでメモ。
多分TorqだけでなくScratch LiveやTraktor Scratchでもある程度は同様の対策が取れるのでは無いでしょうか?
曲が不安定な場合、まずは、エラーが出ていないかをチェック。
両方のターンテーブルを再生させながらTorqのプリファレンス画面で、Control Calibrationの画面を開くと、様々な数値がリアルタイムでセットされているので、error indexの値をチェック。
このerror indexが赤字になっている場合(0.5を超えると不安定になるようです)、正常にデータを読み込めていないため、torqの動作がかなり不安定になります。
僕の場合、出先の箱でどうしてもDECK Bのerror indexが赤字のまま酷かったので、とても曲が読み込める状況ではありませんでした。
error indexの値が片側だけエラー値の場合
針またはカートリッジが悪いことが考えられます。
まずは、ターンテーブル側の針を右と左を交換してみましたが、結局変わりませんでした。その時は新品の針を用意無かったため、次回から自分で針を用意しておくことにしました。
後から自分で試してみたのですが、針を交換するだけでなく、カートリッジ側の接触部をズボンなどで擦ってみると、エラーが治る事があります。
また、針はShureのM44-7が推奨されています。
コントロールレコードが悪いことが考えられます。
コントロールレコードを左右変えたり、裏表変えてみたりしましょう
ターンテーブルそのものが悪いかもしれません
アームが曲がっていたり、針圧が異なった設定になっている場合もどうようにエラーが起こる可能性があります。Conectivの接続を逆にしてみて、Error Indexのエラーが逆転(DeckAとBが入れ替わる)した場合は、ターンテーブルそのものに問題があるかもしれません。
error indexの値が両方エラー値の場合
まだ自分の環境では起こったことがありませんが、Scratch Liveではアースをきちんと接続していないと急に逆回転を起こしたり、とんでもない動きを起こすことがあるようです。同様の事がTorqにも起こりうるのかもしれません。
エラーがどうしても直らない場合
現場などで、どうしてもPCの音源を使う必要がある場合は、コントロールレコードでの操作を諦め、TraktorスタイルでPCで操作することが出来ます。上記の場所では結局エラーが治らなかったためTraktorスタイルで対応しました。
方法
プリファレンス画面で、EXTERNAL CONTROLをYesからNoに切り替えることで画面上に再生ボタンが表示されるようになります。
ピッチコントロールや再生をPC上で行うことで音源の再生は行うことが出来ますので、どうしてもターンテーブルを使ったコントロールに難がある場合はこの方法で対応すると良いでしょう。
また、ミキサー操作もPC側で行う場合は、MixモードをInternalにする必要があります。通常は既に外部ミキサーにセットしている場合があるのでPCでミキサー操作をすることはないでしょうが。。。
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