以前から開発されていたTORQの1.5がいつの間にかリリースされていました。
M-Audio、新しいTorq 1.5 DJソフトウエアをリリース
予定通り有償アップデートです。
料金は4600円とリーズナブルなので、アップグレード予定なんですが、情報が少なすぎるため、アップグレードのメリットが分からず、アップグレードによる不具合が怖いので様子見です。
ミキサーが隠せる(hide)くらいしか大きな変更点がわかりません。。。
“M-AUDIO DJ向けオーディオインターフェース Conectiv Vinyl/CD Pack MTORQCONECTIV” (M-AUDIO)
同期する
Torq 1.5は、トラック間の単純なビート・マッチングやクロスフェードを超えるパフォーマンス性を提供します。テンポ・アンカーでは、例えソングのテンポが変化しても、正確にソングのビートに位相グリッドを配置することができます。スピン中のトラックをTorqに存在するあらゆるものに対してテンポ・マスターとして割り当てることもでき、ループのサンプルやその他のテンポベースの機能は自動的にマスターのBPMに一致します。これらの新機能は、Torq 1.5ソフトウエアのzplaneエラスティック・タイム・ストレッチング・アルゴリズム(驚くべき正確さと音質でオーディオ・ワーピングを実行できるタイム・コンプレッション/エクスパンション・ツール)により実現され、ミックス全体で完全な同期を維持します。
オーディオ・プロダクション・センターピース
ステージでもスタジオでも、Torq 1.5はオーディオ・プロダクションのセットアップで理想的な中心的存在となり、アウトボードのギアの接続にも最適です。Torqでは、MIDIビートクロックの送受信が可能でドラムマシン、エフェクト、他のコンピュータと完全に同期することができます。複数のDJがコネクトすることでシステム内で同じテンポを共有することができ、アーティスト間のコラボレーションを向上させます。
ユーザーインターフェイスを強化
Torq 1.5ソフトウエアには、ユーザーインターフェイスを改良し新たにクリエイティブなオプションを提供するための大変に期待されていた新機能が搭載されています。Hide Mixer(ハイド・ミキサー)機能は、ユーザーインターフェイスからミキサー部分を非表示にし、ファイル・ブラウザのウインドウを拡張することで画面のスペースを節約することができます。Browser Preview(ブラウザ・プレビュー)機能では、デッキにソングをロードする前にヘッドフォンでソングを試聴することができます。ファイルリストの Year(年)やLabel(レーベル)等の新カテゴリーによりソングの整理が簡単にでき、カテゴリーを非表示/並べ替えを実行することでデータベースの検索が改善されました。Torq 1.5では、プログラムを終了したり演奏中のデッキにソングをロードすると、警告メッセージが表示され、ライブ・パフォーマンス中に誤って中断されることはありません。
更に、Torqのツールバーが改良されプリファレンスの多くはツールバーにあるそれぞれの小さなボタンから操作ができるようになりました。プリファレンスのダイアログを起動する必要がなくExternal ControlやAMPutateモード等のよく使用される機能を直ぐに有効可することができます。シンク・モード、Schaffelモード、新たな Skip Protection(スキップ・プロテクション)等の機能は一瞬で変更することができます。Torqに対応するM-AudioのAxiom 25やTrigger Finger等のMIDIコントローラを使用して、これらのボタン全てをトリガーすることができます。
正確なビート
Torq 1.5の新機能の一つにミキシングのプロセスを向上させて、セットを完全にコントロールすることができる機能が含まれています。外部ヴァイナル・コントロールのためのSkip Protection(スキップ・プロテクション)では、針が僅かに飛んだりヴァイナルから外れてもソングを演奏し続けます。True Key Lock(トゥルー・キー・ロック)では、外部のターンテーブルやTorq Xponentのスクラッチ・ホイールを使用し速度を変更してもピッチは一定のままです。新機能Auto Gain(自動ゲイン)は、ソング間で音量を補正するもので音量レベルの異なるトラックへ滑らかに移行することができます。MIDI Soft Takeover(MIDIソフト・テイクオーバー)機能は、外部コントローラを使用する場合のパラメータ・ジャンプを防止します。
Torq 1.5には、更に新たなビートディテクションのアルゴリズムが搭載され、Musical Style Preferences(音楽スタイルのプリファレンス)に従いトラックを分析します。ソングを分析する前に膨大なスタイルのリストから選択できるため、分析結果の信頼性が向上します。ソングが不適切に分析された場合には、単純に音楽スタイルを変更してトラックを再び分析するだけです。
高度なエフェクト・プロセシング
Torqは、DJソフトウエアの本質的な要素に膨大な量の最新技術のエフェクトを組み合わせることで、デジタルDJのパフォーマンスとプロダクションを革命的に変化させました。Torq 1.5では、エフェクト・プロセシングを改良しクリエイティビティを刺激する新機能により更に高度な表現が可能です。搭載されたエフェクトは、 Effects Chains(エフェクト・チェーン)に組み込まれかつてないほどのクリエイティブなオプションが増えました。Delay(ディレイ)の出力をミキシングしてメインの出力へ戻す前にDual Filter(デュアル・フィルタ)とReverb(リバーブ)へ送信することができます(ダブ・スタイルのシューシュー音のディレイには効果的です)。
Torq 1.5は、VST Tempoをサポートすることで外部エフェクトが再生中のトラックに同期することができます。革命的なスナップショット機能には、パワフルなSwap(スワップ)機能が含まれるようになり、デッキ間で設定を正確に反映させることができます。これらの応用機能により自分自身のスタイルをクリエイトするのが簡単になり、ライブDJパフォーマンスと高度な音楽制作との違いがなくなりました。
自在にループ作成
Torq 1.5は、トラックのリミックス/マッシュアップが瞬時に可能な高度なルーピング・ツールを提供し、どんなデジタルDJソリューションもTorqにかなうものはありません。新たなPre-Loop機能では、QuickLoopボタンを使用してたった今通り過ぎたばかりのオーディオのセクションを現在の位置で終了するループとして作成することができます。Smart Mode(スマート・モード)では、音楽に最適に使用できるサイズのループを作成することができます。クオンタイズ機能を有効にすると、新たなループポイントとキューポイントは最短距離にある16分音符に配置されます。
TorqのQuickLoopボタンには、CDJのループボタンに似たDirect Mode(ダイレクト・モード)と呼ばれる選択式の機能が装備されています。ループを作成したらQuickLoopのボタンはループの長さの除数に変化し、2を押すと現在のループを半分の長さにし、1を押すと元の長さに戻ります。
かつてないほど簡単
その他の多くの革命的なツールがクリエイティブなプロセスを能率化し、ユーザーインターフェイスを改良しました。例えば、シフトキーを押しながら Bypass(バイパス)をクリックすると全てのエフェクトを解除することができます。デッキからトラックのロードを外すのも簡単で、シフトキーを押しながらF1またはF2を押すだけです。デッキ間でビート・ジャグリングをしている時に、どちらかのトラックにキューポイントを加えるともう一方のトラックに即座に反映します。画面を最大表示している時に通常の画面に戻さなくても、画面の上部にある小さなデッキにトラックをドラッグ&ドロップすることができます。これら全ての改良点によりTorq 1.5はかつてないほどパワフルで簡単に操作ができます。
コメント