PCDJツールのconectivを1月に注文していたのですが品切れが続いたらしく、やっと今週に届いたので早速使ってみた感想をちょっと書きます。
“M-AUDIO DJ向けオーディオインターフェース Conectiv Vinyl/CD Pack MTORQCONECTIV” (M-AUDIO)
まずはM-audioのサイトで最新のドライバをダウンロード。
ドライバのインストールが完了してからconectivをibookに接続。
その後で付属しているCDでDJソフトTorqをインストール。
どうもconectivを接続している状態でなければTorqがインストール出来ないそうだ。(試していないので分かりませんが)
そしてミキサーとconectivを接続。
オーディオケーブルは付属されていないので今までミキサーとTraktor機材を接続していたケーブルをそのまま使用。
早速ソフトを立ち上げてみてTorqのセッティング画面でコントロール・ヴァイナルおよびミキサーは外部ミキサーを使用するように選んだあと、再生ボタンを押すとTraktorの様に波形が流れるも音が鳴らない!
なんでかなと思って調べていくと配線の接続ミス。。。
説明書はよまなあかんな。。。
配線を正しく直し、コントロール・ヴァイナルをターンテーブルにセットして普通のアナログをPlayするように触ってみるとコントロール・ヴァイナルの動きに合わせてパソコン側の波形がきちんと動いた。
ちょこっと擦ってみたりしたけど、操作感はほとんどアナログと変わらない。
ただ僕の擦りは素人レベルなので一度擦れる人間にも触ってもらって反応をテストしよう。
とりあえず、20~30分程度連続してPlayしてみたけど、音ズレを気にすることもなく感触は良好。
まだまだこれから使い込んでみなければならないのですが、今の所気になる部分が下記の点。
1.設置場所
家のDJブースは120CMのラックで組んでいるのでPCの置き場が無い。ターンテーブルの横の棚に置いたのですが、そうすると付属のUSBケーブルが短い。というのも、通常ターンテーブルのオーディオケーブルはあまり長くないので、conectivはミキサーの近くにおかなきゃならない。そうすると付属のUSBケーブルだとパソコンに届く範囲が凄く狭い。僕はたまたま家にあまっていた2MのUSBケーブルに代えました。ただCLUBとか外で使うことをイメージすると、こんな感じの専用ラックを買わないといけないなあ。
2.出力が大きい
conectivがDJユースで言われる所以の部分ですが、確かに出力が相当大きい。ソフト側が立ち上がった状態のデフォルトで音を流すとミキサーのメーターが絶対振り切れているのでソフト立ち上げた後Gainをある程度絞っとかないと通常のアナログレコードやCDJなど、他の音源との出力バランスが悪い。
3.Torqはconectivを接続しないと使えない
これが不便。というのも、1で書いたとおりconectivはミキサー付近にセットしてあるので必然的にPCもミキサー付近に置くことになる。Torqの各種操作を机に座って確かめたりする事が出来ない。立ちっぱなしかよ。。。
4.ACアダプタが別売
一人でDJする時は問題ないけど、Clubなどで複数人でDJする時に、ACアダプタがないとパソコンをずっと接続させたままでないと音が鳴らない。というのも、ターンテーブルのオーディオケーブルをconectivのインプットに接続しているので、conectivが実質フォノアンプとなっている。
そうするとUSBで電源をとっている場合はパソコンを消しちゃうとフォノアンプの電源も切れてしまって音が鳴らなくなる。
電源は9V500mAの汎用のアダプタが使えそう?
Torqとアナログレコードの切り替えについて
PC側の音を鳴らすか、実際のアナログレコードを鳴らすかはconectivのダイヤルを右にいっぱい回せば、Torqの音だけが鳴るし、左にいっぱい回せばターンテーブルの音だけが鳴る仕組みになっている。説明書にこの説明がきちんと書かれていないような気がする。
当初Torqから再生した音がキーンっというノイズが入っていた原因が、conectivのダイヤルが中央だったため、Torqの音とコントロール・ヴァイナルから針が拾った音が混ざってしまっていた。
ブラウザについて
Torqのブラウザは使いにくいという噂があったけどそうでもない。
確かに日本語は化ける。
でも日本語ファイルはきちんと再生できる。Traktorは日本語ファイルはアウトだったのでこれは凄く良かった。
アップデートにより完全に日本語対応しました。
ただBPMはTorq内部で認識した数字しか表示されない?iTunesなどで前もって記入しているはずなのにBPM欄が最初は全て空白だった。デッキにロードした時点で解析されてBPMが表示される。
たぶんこの設定は他のファイルに保存されてるっぽい。オーディオファイル事態には一切変更を加えない仕様になっているようだ。
まだほんの触りしか分からないですが、とりあえずレポ。
Youtube上にあるTorqを利用したスーパープレイ
Torqについての記事の一覧。
Radio708で「Torq」を含む記事
初めまして。
僕もConectiv Torqに興味を持っています。
昨日、某有名楽器店でスタッフの方に聞きながらデモ機を触ってみたのですが、コントロールCDのノイズだけしか聞こえず、肝心の音源が全く再生されない状態でした。
スタッフの方は「Serato Scratch Liveと比べると、Torqは比べ物にならない程安定性に欠ける。今のような音が出ない状態もよくある。」と言っていました。
もっとも、そのスタッフ自身もTorqをほとんど使ったことがない様子だったので、鵜呑みにすることも出来ない感じでした。
予算があればScratch Liveを…と言いたいところですが、そんな予算もなく…。
実際のところTorqの安定性ってそんなにひどいんでしょうか?
はじめまして。
Conectiv TorqとScratch Liveの比較ですが、僕が認識しているのは
Scratch Live
・デファクトスタンダード
・スクラッチに強い
・高い
Conectiv Torq
・まだ歴史が浅い
・音圧が強い
・リーズナブル
・Scratch LiveよりもPCのパワー(CPU,メモリ)を要する
といったところでしょうか。
まだ不具合らしい不具合がないのでなんとも言えませんが、確かに情報は少ないように思えます。僕の場合はリーズナブルというメリットとM-audio社を信頼した部分が大きかったのと、最終的にはこの記事を読んで購入に至りました。
Naoyaさん、早々のお返事ありがとうございました!
なるほど、CPUパワーがネックだったのかも知れないですね。
ついでにもう一つ質問させて下さい。
NaoyaさんがConectivとTorqを使っているパソコンのスペックはどんな感じなんでしょうか?また、その環境でTorqがもたつくことはありますか?
僕はPower Mac G4 Dual1.25Ghz(メモリ2GB)とMobile Pen3 1.13Ghz(メモリ640MB)なので、かなりギリギリな線なんです…。
質問ばかりで申し訳ないですが、お返事頂ければ幸いです。
僕の環境は最後のibookの12インチをデフォルトのまま使用しています。CPU:1.33GHz PowerPC G4メモリ:512MBです。
HDDの回転数が若干遅く一つのフォルダにギガを超える音源を入れると若干アクセス速度が気になります(2~3秒は虹マークがぐるぐる回ります)がこれはTraktorを使用していたときも同じ現象があったので、ソフトではなくハード(HDDのアクセス速度)の問題かなと思ってあきらめています。
この環境で動いているのですが、曲の読み込み(192kbpsのMP3が殆どです)に5秒近くかかります。
読み込み時は音が出力されないので、細かい選曲を行おうとするとインテルマックでなければ厳しいのかもしれません。動作の推薦環境
Windowsでは環境を構築していないのですが、もしTorqでサンプラーの機能などを使う場合は推薦環境を整えた方がいいかもしれません。
Naoyaさん、何度も丁寧に教えて頂きありがとうございました!
とても参考になりました!
突然すみません、torqに関して質問なんですが、
connectiveのドライバをインストールしたのですが、
どうもvista用?のようで、自分のパソコンには対応していないようなんです。
自分はwindows XPを使っているのですが、そもそもtorq はXPでは使えないのでしょうか?
もしよろしければ教えて下さい、お願いします。
nireさん
http://www.m-audio.jp/index.php?do=support&tab=driver
にXP用のドライバもありますよ。MacbookのBootcamp上のXPでもTorqを動かした事ありますので、XPでも使えるはずです。