重低音ファズと反逆の初期衝動がロックシーンを叩き起こす、Nova Twins『Who Are The Girls?』

UKアンダーグラウンドのライブハウスから突如現れ、停滞していたギターロックのルールを根底から叩き壊したロンドンの凶暴な2人組、Nova Twins。幼馴染のエイミー・ラヴとジョージア・サウスが鳴らすのは、パンクの荒々しい突進力に、ロンドン特有のグライムやベースミュージックの重低音を真っ向からぶち込んだ前代未聞のサウンドだ。

本作『Who Are The Girls?』は、彼女たちが世界に向けて放った記念すべき1stフルアルバム。「男だらけのロックシーンで、あいつらは一体誰なんだ?」という周囲の冷ややかな視線や偏見を、そのままアルバムタイトルにして真正面から粉砕してみせた、やばいくらい痛快なステートメントだと思う。シンセサイザーの音に聴こえる重低音やサイレンのようなノイズは、すべてペダルボードを踏み倒したギターとベースの生音だけで鳴らされているという事実にも鳥肌が立つ。

フェスやライブハウスのフロアで鳴った瞬間、地鳴りのような歪んだファズベースが足元から腹筋を直撃して、一瞬でフロア全体が狂乱のモッシュピットと化す光景が目に浮かぶ。パンクの破壊衝動とヒップホップのタフなバウンス感をこれほど獰猛に同居させた作品。

今日の一枚
Nova Twins / Who Are The Girls?

収録曲
1Vortex
2Play Fair
3Taxi
4Devil’s Face
5Not My Day
6Bullet
7Lose Your Head
8Ivory Tower
9Undertaker
10Athena

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP